スケッチに持っていく画材で私が主に使うのは水彩絵の具です。私の場合、水彩絵の具をパレットに出して、乾かして持っていきます。チューブのまま持っていく事はしません。その方が軽いしコンパクトだし、なにしろ使いやすいのです。
〜水彩パレットのつくりかた〜まず、中学や高校で使ったようなプラスチックの白いパレットを用意してください。
画材店には、美大受験仕様のアルミで絵の具入れが大きいものも売っていますが、プラスチックのもので十分。旅行中のもちものは軽いにかぎります!
たいていこのテのパレットは中の絵の具入れが全部で15〜20。片面についているものがほとんどだと思います。もう片面は絵の具をまぜる広いスペースになっています。
ですが!!ここにもう片面の絵の具入れを自分でつくりましょう!作り方は簡単です。
ただプラスチック板を買ってきてパレットの高さに切り、瞬間接着剤でつけるだけ。(ちょっと細かい作業ですが・・)
これでパレットを開くと片面に約15ずつ絵の具入れがあるという状態になります。
両面で約30。要するに30色もの絵の具を一気に持ち歩けるということです。

さて、いよいよ絵の具をいれていくわけですが・・。
まず、自分の持っている絵の具を寒色と暖色に分けてください。
寒色・・ 文字通り寒いイメージの色。 青系 緑系 紫系 黒など
暖色・・ 文字通り暖かいイメージの色。 赤系 黄色系 茶系 同系色の色をパレットの片面にいれます。片面が寒色、もう片面が暖色になるように。
この入れ方だと描く時に色を混ぜやすいし、隣同士のいろが混ざっても濁りにくいのです。
ばらばらにいれてしまうと、入っている絵の具の位置が分からなくなって手とアタマをムダに動かすことになりかねません。
それに、見た目がいいです(笑)カラーパレット!って感じがします。
さて、では片面にどうやって色を並べるかですが・・。
色相環ってごぞんじですか??中学校の美術の時間に習った「きいろ→オレンジ→赤→むらさき→青→みどり→きみどり→きいろ」と色がまわっている図が思い出せたでしょうか?
あの順番にならべましょ。この順は暖色から寒色への「自然な」つながりを示しています。前にも述べたように、ある程度この順で並べておくと隣同士の色が濁りにくいのです。
ためしに上記の色相環の順でグラデーションをつくってみてください。にごらず、きれいな虹のようなグラデーションができるはずです。
「赤にもいろいろな赤があるけど、その並べ方は?」
おおまかな色相環が作れていればそれほどかたく考えなくても大丈夫ですが、
今度は同じ色内で明度の高いものから並べていきましょう。
青系なら、ライトブルー→セルリアンブルー→コバルトブルー→プルシャンブルーというように。 水色からどんどん青黒に近づいていくかんじですね。
ま、このへんは選ぶ色によっても違いがあるので(あんまり明度に差がなかったり)すきなように並べちゃってください・・。
白と黒はどっちに入れても大丈夫。ただ、おそらく白は一番使う色なので、白のみ2箇所入れておく事をおすすめします。さあ!いよいよ絵の具をパレットに流し込みます!
パレットの絵の具入れすりきりくらい、たーっぷり流し込んでください。だいたい5ミリチューブ1本をほとんど使い切るくらい入ると思います。
全部入れ終わったら、充分に乾かします。1週間くらいはおいてください。表面をおさえてみて、容易に絵の具がつかず、固まっていれば乾いた証拠です。

この方法は絵の具を乾かして持っていくので、水に溶けてくれる水彩絵の具じゃないと使えません。アクリルや、不透明水彩絵の具では出来ません。
透明水彩なら乾いても水をつければ溶けるので、いつまでも、絵の具がなくなるまでおいておけます。次のスケッチのときには無くなった色を新しく注ぎ足せばいいのです。
(その時に迷わないように、パレットに油性ペンで色の名前を描いてくと良いでしょう)
これで、持ち運び便利な「マイ水彩パレット」完成です!
〜水彩パレットの使い方〜絵の具から色を撮とって絵を描いていくわけですが、もちろんパレットは汚れます。
絵の具部分も、混ぜるための広いスペースも汚れます。
広い部分が汚れたら描いている途中ならウエットティッシュや濡れぞうきんでふきとってあげればいいですし、絵の具部分の汚れも、最後に丸洗いして大丈夫です。
水道から水を出して筆で表面の汚れを洗い流します。しっかり固まっていれば全部おちることはないのでご心配なく。
スケッチの最後にはパレットをはじめの状態に戻して、次の機会まで保管しておきましょう。